CTCはcirculating cancer cellの略で、CTC検査は循環がん細胞検査のことです。
当クリニックでは、血液中のCTC(循環腫瘍細胞)の数や特性を調べることにより、個人個人のがんに合わせたがん治療を提供します。

CTC検査の意義は2つあります。

  1. がんの超早期発見
  2. オーダーメイドのがん治療
  1. がんと診断されたことがない方 →まずオンコレース検査
    がん家系の方、周囲にがんにかかった知人を見て自分もがんを検査したい、体調が悪いなどがんの有無を確認したい、全身のがんリスクを検査するにはどこから手をつけたらいいのか。免疫の病気がある、がんリスクが高い要因がある。など
  2. すでにがんの診断がついている方 →オンコノミクスプラス検査
    自分のがんの特徴を知る、この利点は大きいです。再発リスク、転移リスク、がんが死滅しにくいリスク、がんの血管新生リスク、がんの増殖スピード、どの治療法、放射線で死滅しやすいがん細胞なのか、どの薬が自分のがん細胞に効くのか、どの薬は耐性があるのか(がん細胞がその薬で死なない)、薬を選ぶ上でも、自分の特有のがん細胞の特徴を遺伝子発現によって把握して的確な治療法を選択できます。化学治療の薬剤も天然の薬剤による代替医療も充実したリストをそろえて感受性テストを行い、かつ癌細胞による薬の薬物代謝も検査項目に含まれますので、きめ細やかながん治療計画を個人のがん細胞の特徴に合わせて立てることが可能です。
  3. がんの治療後の方へ
    がんの手術後、化学療法後、放射線治療後、やることはやったから、あなたの中ではがんは過去の病気ですか?がん細胞が分裂を繰り返し1cmのサイズの塊になるまで10年かかります。1cmになるまでは画像の検査では見つかりません。毎年レントゲンや超音波などの画像の検査を受けても10年はがんがないと言われます。しかし1cmになってからは分裂は倍々ゲームなので増殖が早いです。
がんの補完治療(CTC検査)

世界の潮流のがんに対する考え方

がんがないということはがんの塊(tumor)がないことではない。がんがないというのはがん細胞がないということ。と、がんの捉え方が変わってきています。

オンコトレース検査は血液中に流れるがん細胞を原発巣別に見つけ、総数もみます。その中でも幹細胞の特性を有する細胞がどれだけ含まれているかも検査で判定します。

画像よりもはるかに早い段階で低侵襲的(血液採取のみ)にデータ解析し、もし循環がん細胞が見つかれば個別化した最適な対策を早期に開始することもすることが可能です。これは現代医学の進歩を享受することができる私たちの特権だと思います。

CTC検査をおすすめする方

  1. がん手術後の経過観察中で、画像診断で転移を認めない早期の段階で、再発と転移の可能性があるかを確認したい
  2. 現在がん治療中であるが、自分のがんに効果が期待される抗がん剤、分子標的薬、天然成分やサプリメントを幅広く知りたい
  3. 家族にがんが多く、スクリーニングとしてがんになる可能性を知りたい  

血液内を循環するがん細胞「CTC」

CTCは初期のがん部位から遊離したもので、血流に栄養や酸素を求めて血管内へ浸潤し、血液中を循環します。

これが他の器官に移動し、そこで成長し始めると転移になります。なので転移のリスク管理としてCTCのモニタリングはとても重要です。

検査の特徴

Nurse takes blood from the patient’s hand

1. 血液を約20cc取るだけで検査可能です。  
2. 画像診断でがんの存在を認めない 早期の段階で、がんの再発・転移の可能性を知る事ができます。
3. 自分のがんに効果の期待できる抗がん剤、分子標的薬、天然成分やサプリメントを知る事ができます

がんの特徴は「無限の増殖」「不死」「転移」「血管新生」個人個人のがん細胞の性質を把握することが大切です。

がんは性質により抗がん剤の効果や副作用など異なりますので、がんの原因である遺伝子解析が大事になります。

CTC検査では、がんの原因となっている遺伝子を検査し、がん治療に役立てます。増殖に対しては転移、血管新生、増殖シグナル経路などの因子を、不死に対しては自滅(アポトーシス)シグナルにかかわる因子を分析します。

ほとんどのがん患者さまが、転移浸潤・血管新生・増殖シグナル・自滅シグナルなどの部分で、多くの障害を受けています。抗がん剤や分子標的薬があまり効かず、増殖を止められず、自滅できないなどの問題を、検査結果から読み解きます。

最新の医学では、がんが無いではなく、循環がん細胞(CTC)が無いことを目指します。

わたしには腫瘍がないのか?わたしには循環がん細胞がないのか?ここが重要なポイントです。

腫瘍が無いとは、US, X-RAY, CT, MRI, PET/CT, マンモグラフィー、画像検査で活動中の腫瘍が見出されず、全ての血液抗原マーカーが陰性(WNL)であることを言います。
外科手術後の腫瘍を除去した後の状態は根治であり、腫瘍は存在しておらずこの様な状態を、ほとんどの場合“がんが無い”と言われます。
それでは、これですべて終了でしょうか?
これは欧米で昨今言われている「キャンサーフリー!がんが無い」とは言えません。

その理由は転移の根源ともなる血中を循環するCTC細胞が他の部位に着床し、結果として再発・転移を繰り返す可能性があるからです。
当院ではこの新しい再発・転移の根源から取り除く治療を推奨致します。

検査・治療の流れ

ステップ1 * オンコノミクスプラス検査(CTC総合検査)

ステップ2 検査結果の感受性とがん細胞の遺伝子発現に合わせた個別化治療プランの決定

ステップ3 治療の効果判定のために3−6ヶ月毎のフォローアップ検査(オンコトレース検査)

*がんの診断がついていない方はオンコトレース検査のみ選択してください。

検査の種類


オンコカウント検査

治療後のCTCの血算・施術のフォローとなります。循環腫瘍細胞の存在の有無と、その濃度についてのみ情報を提供します。 再発を早期に検出し、治療が効果を出しているかフォローアップの為に用います。
オンコカウント検査 202,000円(税込)

オンコトレース検査
がんを疑う場合に行う最初の検査です。治療後の定期的なフォローアップにも利用します。循環腫瘍細胞CTCの数、陽性のCSC、およびこれらの細胞のCDマーカーと免疫表現型を報告します。オンコトレース検査は、進捗状況を確認するために3〜4か月ごとに行うことが多いです。循環がん細胞数の変化、どのくらい減少したかを確認することができます。同時に、特定のマーカーが発現しているかどうか(幹細胞性のある細胞の細胞の種類、有無を含む)を見ます。例えば幹細胞性を示すNanog、Okt3/4、Nestin、CD133、CD44を発現している細胞が検出された場合は腫瘍の転移と浸潤性のリスクが高いということです。再発のリスクを判定することができます。PSMA、PSA、panCK、CD31、EpCamによってガンの原発巣が予測可能です。
オンコトレース検査 249,000円(税込)

 

 

 

オンコノミクスプラス検査
循環腫瘍細胞(CTC)細胞の分離と同定、がん遺伝子発現を調べる検査です。個人個人のCTCを培養し、約50種の抗がん剤、約65種の分子標的薬/小分子薬、約50種の天然成分、温熱療法などの感受性を検査します。
ご自身でお使いの天然成分も検査可能です。
血中循環細胞の分離と同定、がん遺伝子の発現の検査及び抗がん剤、ホルモン療法、モノクローン抗体、天然栄養成分への感受性検査を行います。
オンコノミクスプラス検査 590,000円(税込)

検査の詳しい情報は臨床CTC研究会ウェブサイトからご覧いただけます。
循環腫瘍細胞検査CTC研究会のウェブサイトはこちら

検査会社:R.G.C.C.インターナショナル社とは

RGCCグループは遺伝子医学、癌遺伝学、化学療法感受性、化学療法抵抗性試験の分野で知られ、RGCC Pharmaで製薬研究開発に取り組む先駆的な研究開発の組織です。本社はスイスにあり、ギリシャの研究所に最新の技術と設備が備え、がんのリキッドバイオプシー分野と遺伝子分野に関して国際的に臨床医から厚く信頼を寄せられています。

RGCCは、フローサイトメトリーの技術によってCTCを分離し、分子分析、免疫検査、遺伝子発現、さまざまな薬剤に対する感受性テストを行います。

分子生物学と細胞生物学の革新的な技術を導入した、がん幹細胞と循環腫瘍細胞の分析におけるリーディングカンパニーです。

医療遺伝子学と特殊がん遺伝子学を専門とする世界的検査ラボであり、世界規模のサービスを提供しています。イオアニス・パパソティリオウ医師が創始者であり代表です。

このような事業のもとに生み出される大量の情報とデータは、新薬開発の標的を識別するために、そして臨床において新しい次元の分析、病体の危険度、そしてがんの病体のデータベースとして蓄積されています。

RGCC社の検査は欧州ラボの検査基準である ISO 17025 認定証書番号 860 を以て 欧州政府により検査の精度が認定されています。

治療製剤

アンチセンス治療(SOT)

遺伝子の異常な発現を消去する治療で、発現させたくない蛋白を作る遺伝子(標的遺伝子)のメッセンジャーRNAと反対の配列を有する1本鎖のSOTを作り、それらを結合させ蛋白の産生を阻害するものです。

「RGCC社のSOT(オリゴヌクレオチドアンチセンス治療)が 癌治療において患者の77%で有効な効果が認められました。」

オリゴヌクレオチド療法(SOT)を施行した癌患者の77%の症例で有益な効果を示しました。
SOTは、癌細胞の複製、生存、増殖、転移の能力を遺伝子レベルで標的にする、オーダーメイドの癌治療です。患者毎にその方の最新の癌細胞の遺伝子発現を元に解析され最適なSOT製剤が調合されます。インビボジャーナルに発表された2022年の研究ではSOT治療が癌細胞を効果的に標的にし死滅させる証拠を示しています。
研究チームは「私たちは癌におけるSOTの使用が患者にとって非常に有益であることを示しました。」さらに、「アンチセンスRNAは安全でターゲットに特異的であるため、他の薬剤が使用できない場合にも使用できます。」とコメントしています。
腫瘍摘出後、画像診断で腫瘍がない状態だとしても、循環癌細胞の存在は癌の再発転移リスクと表裏一体です。SOT、オリゴヌクレオチドアンチセンス治療は循環ガン細胞(CTC)、循環ガン幹細胞を死滅させる治療です。

アンチセンスの効能についての最近の文献→
Supportive Oligonucleotide Therapy (SOT) as an Alternative Treatment Option in Cancer: A Preliminary Study
日本語訳 SOT オリゴヌクレオチド療法がんへの補完治療の選択肢

DCA点滴(ジクロロ酢酸)

ミトコンドリアの異常による代謝性疾患、乳酸アシドーシス、心臓や脳の虚血性疾患の治療などに、医薬品として古くから(25年以上前から)使用されています。がん細胞のミトコンドリアを活性化してアポトーシスを誘導します。
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クルクミン点滴

クルクミン点滴

クルクミンは、香辛料であるターメリックの黄色の色素です。クルクミンを豊富に摂っている集団で大腸がんの率が著しく減少することを示した研究結果に基づき、クルクミン癌予防効果についての研究が行われています。 人での臨床試験は5年前に始められ、国立癌研究所は1988年より抗ガン剤としてクルクミンを開発しています。
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高濃度ビタミンC点滴

高用量のビタミンCを点滴する治療です。血液中のビタミンCの濃度が高くなると、過酸化水素が発生し、がん細胞の中でエネルギー代謝を障害し、がん細胞をアポトーシスへ導きます。

アーテスネート

西洋ヨモギからなり抗マラリア薬として長く使用され、安全性も充分に検証され、この10年は、海外で制がん作用のある薬剤として用いられてきた実績があります。
詳しくはこちら

ショウガオール

ショウガの辛味成分であり、「殺菌作用」「抗酸化作用」があり、抗がん作用が期待できます。

治療用の天然の薬剤の例

オンコベル(OnKobel®)

オンコベルOnkobel®

アガリクス

ゲニステイン

主に大豆の胚芽部分に多く含まれている大豆イソフラボンの一種です。ゲニステイン及びその他のイソフラボンは、新しい血管の形成を阻害する作用を有することが発見されています。

バスクスタチン

血管新生や免疫システムのサポートなどに働く、プロテオグリカン混合物(PGM)を含有する、セイヨウヒルガオのサプリメントです。

※ 掲載の治療用の製剤、サプリメントは一例になります。

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