脳・神経・認知症
  • 認知症、物忘れ
  • ADHD傾向(注意欠陥障害)や自閉症
  • パーキンソン病
  • 偏頭痛

認知症、物忘れ

脳細胞のサビ(酸化ストレス)は認知機能を劣化させます。脳がサビると、忘れっぽくなるということです。物忘れを予防するには、酸化ストレス対策をします。特に、水銀、鉛などの重金属、電磁波、有機溶剤、農薬、ビスフェノールなどの化学物質、脳への血行不良、過度なストレス、不眠が直接の酸化ストレス因子です。脳のダメージを加速する因子は、腸脳循環の関係で、腸のトラブル、リーキーガットです。リーキーガットと密接に関わる食生活は将来の認知機能に影響します。脳の細胞は脂質が豊富なので、構造を修復するために、良質の油を摂ることも大事です。たとえば、魚の油で知られるDHAやEPAのような長鎖の滑らかな脂肪酸です。水銀から脳を守るためにフォスファチジルセリンもよいと知られています。(水銀は認知症のリスク因子)まとめると、物忘れの改善のためには、腸内免疫を改善して、同時に酸化ストレス対策を講じます。

アルツハイマー病のリスク因子の例

  • 頭部のけが、頭部の繰り返すダメージ(サッカー、ボクシングなど)
  • メタボ、肥満
  • 電磁波
  • リーキーガット、IBS
  • PM2.5(粉塵)
  • 鉛、水銀などの重金属や化学物質
  • 過度なストレス
  • 甲状腺異常
  • 脳の虚血、脳への血行不良
  • 不眠
  • ライム病、カビなどの慢性感染症

リーキーブレインと認知症

認知症のチャート

血液脳関門BBBが破綻すること=リーキーブレイン 

リーキーブレイン の有無や程度を評価するには?…。

  • BBBのタイトジャンクションを構成する以下5種のタンパク質の状態をチェックします。
    • クラウディン
    • オクルディン
    • ゾヌリン1
    • ゾヌリン2
    • ゾヌリン3

脳のタイトジャンクションの構造は、腸管バリアのタイトジャンクションの構造に類似しています

一旦タイトジャンクションが破綻すると、構造の一部のタンパク質の破片が浮遊します。これを自分の免疫が異物体として認識すると攻撃をします。これが自己免疫異常のことです。
つまり脳で自己免疫異常のせいでリーキーブレインが起こると、腸のタイトジャンクションも破綻してリーキーガットになりやすくなります。脳か腸バリアのいずれかが免疫が関与して破綻すると、もう片方も破綻するリスクが高まります。

特にこの現象が起こりやすい方

頭部外傷歴がある方、頭、首の接触の多いスポーツ歴がある方、認知症の懸念、リーキーガットのある方で脳、神経の症状を伴う方、認知症のトリガー因子を抱えている方(カビ感染、鉛、水銀、ライム病、揮発性有機化合物(VOC)ケミカル暴露など)口腔内の疾患、歯周病、う蝕。

最近の知見:アルツハイマー、認知症リスク判定の考え方

 大まかに7つのカテゴリーの寄与因子からリスクをとらえます。

  • 脳内のタンパク質(異所性タンパク質のこと、元来存在しないタンパク質)
  • 成長因子(神経再生に関与する成長因子の機能不全)
  • 腸管神経、消化酵素、神経学的ペプチド(腸脳相関を判定)
  • 病原体(脳と腸、2箇所のバリアにダメージを与える慢性感染症)リスト別紙→
  • 化学物質(脳と腸、2箇所のバリアにダメージを与える化学物質)リスト別紙→
  • アミロイドベータ蛋白に相関する食品の抗体の有無
  • 血液脳関門の破綻の有無

認知症トリガーになる病原体、感染源の例(脳と腸、2箇所のバリアにダメージを与える慢性感染症)

  • カビ:カンジダ、アスペルギルス、スタキボトルス、ペニシリウム
  • ウイルス:ヘルペスウイルス1、HHV6(ヒトヘルペスウイルス6)、サイトメガロウイルス、C型肝炎ウイルス
  • ライム病(ボレリア菌)、バベシア、バルトネラ、エーリキア
  • 腸内感染源:クロストリジウムディフィシル、カンピロバクター、クリプトスポリディウム、ロタウイルス、クラブシエラ、エルシニア、ヘリコバクター・ピロリ、エンテロコッカスフィーカリス、大腸菌、サルモネラ
  • 腸管寄生虫:ブラストシスティス・ホルミシス、ジアルジア、アメーバ赤痢
  • クラミジア、マイコプラズマ、
  • 口腔内細菌:ポルフィロモナス・ジンジバリス(歯周病の菌)

ADHD傾向(注意欠陥障害)や自閉症

ADHD傾向(注意欠陥障害)や自閉症は、行動や動作の特徴や周囲とのコミュニケーションの障害、社会的な相互作用の欠如の病気と知られています。けれども、最近の研究で、脳の異常のサインは、全身の複合的な機能異常の結果のものだとわかってきました。ADHD傾向の患者さんに共通することは腸内免疫の問題と慢性炎症です。
腸内免疫の問題と、細く長く続く慢性炎症が根底にあります。腸内環境を構成する腸内細菌叢のアンバランスも指摘されています。ほとんどの場合、腸内環境に影響を及ぼす、遅延型食事アレルギーが存在し、環境因子、腸内の腐敗ガス、カビの感染、水銀や鉛などの毒が関与しています。下垂体から分泌されるオキシトシンというホルモンの機能と腸内細菌の密接な関連性も近年知られてきています *1~*3
病状がエスカレートすると、リーキーガット、そしてリーキーブレインに発展します。

当院のADHD傾向の治療は上記の考え方に沿って、まず腸内免疫の改善をします。腸内細菌叢のエコバランスと腸内免疫の改善を認めてから、解毒を視野に入れていきます。

ADHD傾向や自閉症 参考文献

  1. Cent.M.C.et.al. ‘’Gut microbiotaand attentiondeficithyperactivitydisorder: new perspectives for a challenging condition.’’ EurChildAdolesecPsychiatry. 2017 Sep;26(9):1081-1092.
  2. Aarts.E. et.al. ‘’Gut microbiome in ADHD and its relation to neural reward anticipation’’ 2017 Sep 1;12(9):e0183509.
  3. Edman SE et.al.‘’Microbes and Oxytocin: Benefits for Host Physiology and Behavior.’’ IntRevNeurobiol.2016;131:91-126.
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