専門外来

<機能治療とは?>

 

機能治療は、ダメージを受けた機能を修復し、健康を回復する治療です。基本は原因療法です。
原因を解明することと、機能不全を治すことという、大きな2つの柱で成り立ちます。

病気の大元の原因因子を見つけ、原因因子を取り除きます。長い経過のなかでダメージを受けた各機能もそれぞれ修復します。この方法は対症療法と対局にある、根本治療です。病気の症状ひとつだけを見るのではなく、身体に起こっている変化を全体像からとらえます。また、写真のスナップショットのようなその一瞬の状態を見るだけではなく、長いスパンで見ます。個人差はありますが、なかにはお母さんのお腹にいた胎児期から病気のきっかけが判明することもあります。

近年の人間ドッグや最新のCTなど検査のテクノロジーは著しく進歩しています。けれども、たとえ機能の問題があったとしても、レントゲンや超音波などや血液検査で何も見つからないことがあります。 健康診断でA判定であっても、体調は絶好調と必ずしも言えない方も少なくないでしょう。健康診断で何も見つからないこと、すなわち健康、とは言えません。

では、機能治療ではどのようなアプローチをとるのでしょう。それは徹底した全身機能のカウンセリングです。前述の通り、長いスパンで機能の変化と機能を損ねた因子を全て見つけます。胎児期から現在までの人生に関わった環境因子、内的因子を洗い出し、機能間の相互作用に目を向ければ、病気のきっかけや体調不良のかくれた原因も見つかります、機能治療では、「原因不明」や「とりあえず様子見」という言い回しはありません。診察や検査などによって全身のどこの機能の異常がそれぞれのどのような状態なのかを判定します。 原因因子は通常は明らかでないことが多く、大元の原因を特定することは容易ではありません。だからといって原因不明のまま治療しようとすると、姑息的に症状や数値を抑えるばかりになってしまい、体調不良や慢性疾患の根治には至りません。ですから、全身機能の分析と原因の解明に全力で取り組みます。

同時にメディエーター(媒介物質)として病気を進める因子にも目を配り、メディエーターの調整も含めた治療方針が決まります。

慢性疾患を患ったことのある方は一度は「なぜ治らないんだろう。何が原因なんだろう?」と疑問に思われたことがあるでしょう。たとえば悪性腫瘍や胃潰瘍は検査をすれば見つかります。これらは治療法も確立しており、検査の結果も一目瞭然ですので、すぐに治療を開始します。ただし、胃潰瘍が治ったり、ピロリ菌を根治したり、ガン細胞を取り除いても、それがイコール全身の健康につながるわけではありません。疲れ、頭痛、不眠、うつ症状、情緒不安、肌荒れ、アレルギー体質が治ったり、健康には自信があると言えるほどの全身の改善は得られないのです。高血圧も同様です。血圧を薬で下げられても、元気になったり、身体が軽くなったり若返るわけではありません。ピロリのケースを例にすると、もしピロリ菌を除菌してもまだ体調が思わしくないということであれば、その理由は、体調不良の大元の原因がまだ手つかずだからでしょう。ピロリ菌感染は、食事の内容、遅延型アレルギー、リーキーガット、真菌感染、薬剤過剰摂取、有害物質蓄積などベースに原因因子があったからこそ進行したのかもしれません。つまりこの場合はピロリ菌感染が大元の原因ではないということです。機能治療では大元の原因を解明するので、ピロリ感染に至るまでの原因を掘り下げます。

 

ところが、実際の医療の現場では対症療法が一般的です。対症療法は症状を抑える治療法です。

 

検査の数値が下がったり、特定の症状が軽くなっても、全身が健康になるわけではありません。もぐらたたきのようなものと思ってもよいでしょう。一つの症状を抑えてもまた別の症状が現れることがあります。 たとえば、コレステロールの値が高い人がコレステロールを下げる薬を飲み、数ヶ月後の再検査でコレステロールの値は下がっていることがわかりました。けれども数値以外に、たとえば倦怠感、関節痛などのもともとあった自覚症状が治ったかというとほとんど変わってないはずです。 また、アトピー性皮膚炎の方は、かゆみを抑える薬を飲んで、掻きむしらなくなるでしょう。でも湿疹が完治するわけではありません。掻かなくなった分皮膚が血まみれにならなくはなりますが。月経痛のために痛み止めを飲む、またはピルを飲み排卵を抑える方法があります。月経の痛みは軽くなるかもしれませんが、根本治療ではなく、副作用のために投薬中止のケースも多々あります。痛みがあまり軽減しないこともあります。それは原因の根が深い場合です。

機能治療の特徴は、上記のような一般の医学の弱点を補って余りあるだけの効果をもたらします。病気を根本的に治すばかりか、病気を発症する前よりも体調が軽くなり、全身の底上げがされます。要するに、本質的な部分に手を入れると、下痢や腹痛やアトピーなどきっかけが何であれ、最終的には揺るがない健康を手に入るということです。多くの場合、若返り効果も付随します。

病気を根本的に治したいという思いで約10年構想を練り、後に機能治療の診療を開始しそろそろ10年経ちます。
体の全体の機能について: 私が全身の機能を分析する際、以下の8つの分野を全て見ます。

⭕️ホルモン

⭕️免疫機能

⭕️消化機能

⭕️ミトコンドリア

⭕️炎症

⭕️メンタル・神経伝達物質

⭕️細胞膜・骨格

⭕️解毒機能

 

慢性疾患の多くのケースで、8つの分野のすべての機能異常が見つかることはめずらしくありません。たとえば高血圧の方がもし、長年炎症性食品やアレルギー物質を知らずに食べ続けていたとします。ホルモンのアンバランスが見つかり、また消化機能が低下し消化力の低下や腸内腐敗が起こり、腸内免疫が弱り、炎症反応が慢性化し、腸のバリアや免疫が弱っているところへ新たな毒が入り込みやすくなります。其の毒が血液の流れに乗り、脳に届いてしまうかもしれません。脳を守るはずの血液脳関門が毒によって炎症が起こりダメージを受けた結果、毒が神経や脳の細胞死を引き起こし、神経伝達物質のアンバランスが起こり、情緒不安定になるかもしれません。不眠に悩まされるかもしれません。不眠が続けばストレスを感じ昼間の不調や過食行動につながるかもしれません。過食のせいでメタボになれば血圧にも悪影響を及ぼしますし、毒は脂肪組織に溜まりやすいので、毒の受け皿が大きくなってしまい、より一層の毒がからだに蓄積するでしょう。このようなケースですと、高血圧を血圧を下げる薬で調整できたとしても、体内の毒は蓄積したまま、脳細胞死も進行、ホルモンのアンバランスは悪化、過食傾向も変わっていません。私が日常的に機能治療を利用する典型的な例です。ざっと指摘した機能の異常はすべて改善し大元の原因にも対応するので、この患者さんは見違えるほど元気になります。健康に自信を持てるのはこれらの機能をすべて修復し底上げするからです。

 

 

 

 

機能治療は、病気の根本的な解決を望む方に適した方法です。機能医療は全身にわたるほとんどすべての慢性疾患に応用できます。 どこの臓器が、どこの体の部位が、どういう症状が、といったような診療科目や専門科目の枠を越え、人間のからだと精神とこころのハーモニーを調整しながら健康を目指す、ホリスティックメディシンの考えかたも取り入れています。

ホリスティックメディシンとは?

身体的、精神的、感情的、社会的、メンタル面のすべてにおいて、最適な健康を目指します。その過程でそれぞれの相互作用やつながりを重視し、個人の環境、ライフスタイル、思考までをも含めた全体的な広い視野による健康へのアプローチのことです。

 

ー当院の機能治療で扱うことの多い慢性疾患の例(←こちらをクリック)

全身の機能に注目するアンチエイジング

機能治療を利用して、アンチエイジング(=若返り)は可能か?

エイジング、加齢に伴う心身の変化や不調は、慢性的な病態です。機能治療はもともと慢性疾患の根本的な解決に有効です。ですから、機能治療のメソッドで加齢の進行を遅めたり、若さを取り戻すといった、エイジング対策に応用できます。

エイジングによる体調不良は、老化現象だから仕方がないとか、気のせい、または精神的なストレスやヒステリックなせいと片付けられてしまいがちです。
体質、遺伝子および生活・住環境、各機能、またご自身の治療効果のゴールや希望の治療期間も考慮し、患者さまおひとりおひとりに最適な治療プランをご提案いたします。

 

お電話やメールなどの問い合わせではなく、医師との対面による診察・カウンセリングが必要です。

 

機能治療の治療費 : 保険適応外です。

身体の不調の根本治療のために、全身の機能を多角的に診療し原因因子を分析し包括的に全身機能を改善する機能治療は保険適応外で自費診療となります。機能治療の考え方を利用する治療法やセカンドオピニオンについても自費診療となります。また、ホルモンバランスの調整、アンチエイジング、解毒、キレーション、点滴治療等、専門外来で行う診療内容は保険適応外です。

 

料金表の例(←クリックで料金表例へ)

 

機能治療の治療内容例

 重金属の過剰な蓄積、重金属毒性

 即時型食事アレルギー、遅延型食事アレルギー、食事の不耐症(例:乳糖不耐症)

 慢性疲労症候群、線維筋痛症

 化学物質過敏症(例:シックハウス、免疫低下、屋内の物質とくに香料、建材や洗剤などに対する過敏な反応)

 酸化と糖化

全身の機能的なアプローチによる 不妊治療(機能治療の方法で妊娠までサポートします)

 イーストシンドローム(カンジダやアスペルギルスなどの真菌の慢性感染による全身の不調)

 腸内免疫・腸内環境の改善

 原因不明の慢性疾患、 原因不明の発熱

 膠原病、自己免疫疾患 (甲状腺疾患、リウマチ、シェーグレン、SLE、クローン病など)

 ライフスタイルモディフィケーション(生活習慣、職場・住環境の調整)

 内分泌かく乱物質の解毒

 揮発性有機化合物の解毒 (残留性有機汚染物質の解毒も含む)

 点滴・注射 (下記へ飛ぶ)

 キレーション (水銀、鉛、ヒ素、カドニウム、スズなどの有害な重金属を体外へ排出します)

 難治性糖尿病

 機能栄養療法

 解毒能の判定・遺伝子と解毒のための酵素の分析

 全身慢性炎症マネージメント

 腸漏洩症候群の治療(リーキーガット症候群の治療)

細胞膜修復・ミトコンドリア機能改善治療

脳のアンチエイジング

神経伝達物質のバランス改善

 がん遺伝子解析によるがん予防(発ガンのハイリスク、家族性のがんの方に適します)

 がんの補完治療

 機能痩身治療

過食・砂糖中毒を含む摂食異常(神経伝達物質のバランス・ホルモンバランス・腸内環境調整を含みます)

機能治療を利用した痩身法

ホルモン代謝の遺伝子、ホルモン補充療法、微量栄養療遺伝子(ニュートリジェノミクス)

当院は「安全」を最優先します。副作用を伴ったり、からだに負担になる治療は原則行いません

 

 

天然ホルモン補充療法

「天然ホルモン補充療法を診療するにあたって」

 

当院で行う天然ホルモン補充療法は、全身の各ホルモンの調和を追求しながら若さを取り戻したり、慢性的な体調不良を改善することを目標としています。治療中一貫して重視するのは安全性です。 天然ホルモン補充療法は、人工ホルモンと異なり、ホルモン自体に発がん性のリスクがなく、安全なため、安心して補充治療を受けることができます。天然ホルモンの補充療法はからだのもともとのホルモンの機能を崩すことなくまた副作用がないにもかかわらず、治療開始後数ヶ月程度でたとえば疲れにくさ、睡眠の質の改善、気分の高揚感、外見の若さなど、数年前のご自身の体調を取り戻していると実感されるでしょう。

当院は、ホルモンバランスを保ちながら補充をするにあたり、ホルモンの量が足りないと判明したからそれを補うという、短絡的な補充は行いません。 それぞれのホルモンの絶妙なバランスをとりながら、異常が見つかったホルモンのそれぞれの原因を解明しつつ、多くのホルモンをからだの機能を損ねることのないように補充します。取り扱うホルモンが天然ホルモンであり、かつ、からだの自然バイオリズム、一日の間でのホルモンの変動や日程によるホルモンの変動を意識して、自然の変動と同じ動きをさせます。

ホルモンの世界の「ホルモンという、オーケストラの各団員」の全員を理解し、身体に取り込まれるとどのような物質に形を変え、他のホルモンとどのような相互作用を起こすか、すべてを同時に把握したり、ホルモン群のオーケストラを指揮し全体のハーモニーを保つ必要があり、かつ、遺伝子要素を持つ各ホルモンの体内での代謝酵素を把握するといった複雑な面もあるため、総合天然ホルモン補充療法を行う医療機関はまだ数えるほどしかありません。

このような状況であっても欧米では近年天然ホルモン補充療法のニーズが高まってきました。 現代医学の主流である人工ホルモンの治療の数には及びませんが、天然ホルモンの治療を受けたいと希望される患者さまの声や、実際に治療を受け健康の回復に成功した多くの方々による評判が高く、成長している分野です。

ウェルネスクリニック神楽坂では、グローバルスタンダートの天然ホルモン補充療法を提供する医療機関として教育普及活動や日常の診療活動において、天然ホルモン補充療法を行っています。

ホルモン補充療法は、正しく行うと、安全で、かつ、若返り、最適健康、免疫改善、自律神経のアンバランス改善、慢性疾患の克服が可能となります。効果の確実な「総合天然ホルモン補充療法」にご興味のある方は、ぜひご相談ください。

 

ホルモンが関わる疾病、がん補完療法、およびホルモン治療全般についてのセカンドオピニオンも承ります。

 

ホルモンとは 

ホルモンとは、私たちの体がつくり、からだの中で活動する自然の物質です。必要なときに登場してわたしたちを助ける作用を持ちます。ホルモンが存在するわけは、人間が過酷な環境のなかで、環境の変化にいちいち体調を崩すことなく生き延びるためです。人間にとっての過酷な環境の変化というのは、たとえば、ストレスがあります。ストレスを感じると、ストレスに対応してくれるホルモンが速攻やってきて、ストレスで寝込んだり、倒れたりしないように自分を守ってくれます。怪我をしたときや、体のどこかが痛いといった状況はからだにとって過酷な変化です。また、運動をしたり、歩いたり、勉強したり、食事をしたり、お菓子を食べたり、朝起きて夜は寝るという、ふだん私たちが当たり前の行動をとるときでも、多くのホルモンが総動員して、人間の生活のリズムを整え、からだの平穏を保ちます。もしホルモンが環境に対応しなければ、私たちは体力、気力を消耗し、たちまち健康を損ねてしまいます。ホルモンの存在とそれぞれのホルモンの働きぶりやホルモンの能力は、わたしたちの健康や生命維持に大きく関わります。ホルモンの存在とそれぞれのホルモンの働きぶりやホルモンの能力は、わたしたちの健康や生命維持に大きく関わります。ホルモンが過剰にはたらいたため、限界に達し、ホルモンが疲労困憊または枯渇したり、ホルモン同士のアンバランスが起こると、全身の病気に発展します。そのような状況では、足りないホルモンを補ったり、作用が弱ったホルモンをサポートすると体調が改善します。

天然ホルモンは、わたしたちのからだがつくる自然のホルモンと完全に同一の構造の物質です。世の中でホルモンと聞いて多くの人が怖い、危ない、と連想するステロイドや避妊ピルや発がん性のホルモン等は人工ホルモンです。人工的に製造された人工ホルモンは、副作用がつきもので、胃腸障害、むくみ、体重増加、免疫抑制が起こったり、がんにかかるリスクがあがったりすることもあります。ダイオキシンやプラスチックの原料のフタレートなど体のホルモンに悪影響を及ぼす化学物質を環境ホルモン*とも呼ぶように、ホルモンと名がつくものは「危険」を連想させます。

(*環境ホルモン:内分泌撹乱物質のこと)

一方、天然ホルモンは、からだのもともとの機能を損ねません。むしろ心身へマイルドで自然に作用し、組織の修復やからだのさまざまな機能の調整、抗炎症また免疫維持などの作用をします。 全身の健康を維持するためのあらゆる機能をサポートします。

 

天然ホルモンの全身作用:

細胞、組織、器官の成長や修復

性腺の成長、発達

神経、脳の健康、睡眠、神経伝達物質の作用、メンタルの調整、記憶力

免疫維持(免疫=病気、異物からからだを守ろうとする能力)

血圧、血液循環

脂肪代謝

コレステロール代謝

骨の代謝

血糖の代謝

食欲コントロール

ストレス対応

エネルギー代謝

睡眠

自律神経のバランス調整

 

 

 

天然ホルモン補充療法

bio-identical hormone replacement therapy

 
天然ホルモンを用いてホルモン補充をすると、自然のホルモンの世界の調和を崩すことなく、まるで体にもともとあるホルモンのように同じ作用をします。 つまり、天然ホルモン補充治療は、ホルモンの世界の自然のハーモニーを乱さず、自然の調和をさらに高め、全身の各ホルモンの長所を引き出します。

天然ホルモンをからだのバイオリズムに合わせて補充すると、弱った部分を穏やかにサポートするので、ホルモン界の底力が増し、全身の健康増進に寄与します

以下のホルモンはホルモン界の主要なホルモンです。これらのホルモンは相互に作用しながらはたらきます。ひとつのホルモンが作動すると、ほかの一見関係なさそうに遠いところに位置するホルモンにまで影響します。そしてそのホルモンがまたさらに別のホルモンの活動に影響します。

当院のホルモン補充療法は、下記のリストのホルモンに着眼しながら全身の機能を分析し調整します。

ウェルネスクリニック神楽坂が扱う天然ホルモンのリスト**

 
・エストラジオールE2, エストリオールE3
・プロジェステロン
・デヒドロエピアンドロステロン
・テストステロン
・プレグネノロン
・アロプレグネノロン
・アンドロステネジオン
・コルチゾール
・アルドステロン
・成長ホルモン
・メラトニン
・甲状腺ホルモン

**上記以外にも、ACTH, LH, FSH, プロラクチン、ジハイドロテストステロン、インスリン、レプチン、アディポネクチン、その他セロトニン、アドレナリン、GABAなどの神経伝達物質も含みます。

 

 

ウェルネスクリニックの天然ホルモン治療セットメニュー

全身の天然ホルモンマネージメント 上記の13のホルモンに加え、さらに6種全19種の全身のホルモンを分析、全身のホルモンバランス、ホルモン同士の相互作用、各ホルモンの機能向上をサポートします。治療開始後6ヶ月~12ヶ月を目安にホルモン調整をします。
女性の更年期・プレ更年期 30歳以上の女性の方に女性ホルモンのバランス分析と調整をします。更年期はホットフラッシュだけではありません。 疲れやすい、気分の変調、うつ、太りやすい、下半身の脂肪がつきやすい、性欲の低下、肌荒れ、顔のたるみやゆるみ、しわ、眠れないなど症状はさまざまです。
男性の更年期 男性更年期は女性の更年期よりもゆっくり徐々に訪れますのでわかりにくいですが、40歳以上の男性でお心あたりのある方へ分析と調整をします。気分の変調、体型の崩れ、疲労感などを目安にしてください。
性腺に関するホルモン・妊娠と不妊治療 妊娠を希望される方、妊娠前のスクリーニングとして、不妊治療が長引いている方へ、卵巣のホルモンだけでなく、妊娠をサポートするホルモンを全身にわたって分析し調整します。
甲状腺ホルモンのマネージメント 甲状腺ホルモンの分析と調整や、自己免疫抗体の有無により適切に対応します。
副腎・副腎疲労のマネージメント 副腎はストレス対応と免疫のための重要な内分泌器官です。副腎が疲弊すると、副腎疲労症候群、燃え尽き症候群、また代謝異常などに発展しやすくなります。若さとスタミナにも関わる副腎からのホルモンを分析し調整し、健康を回復するお手伝いをします。
慢性疲労症候群と線維筋痛症 慢性疲労症候群と線維筋痛症は、ホルモンの機能不全が密接に関連しています。回復をサポートするためホルモン全体の分析と各ホルモンの調整を行います。
アンチエイジング 天然ホルモンは言うまでもなく、美と健康のために欠かせません。内面からの若いオーラ、30代前半の頃の活力と美肌は天然ホルモン補充を利用すると効率よく得ることができるでしょう。アンチエイジングに関わる全てのホルモンの分析と調整を行います。必要性があると判断した方は内分泌かく乱物質の分析、排除を行うこともあります。
機能栄養療法・食事療法 天然ホルモンの調整はホルモンだけがすべてではありません。ホルモンの機能やホルモンの細胞内での転換の酵素を助ける補酵素は微量栄養素です。また、ホルモンはタンパク質や脂質由来です。天然ホルモンの調整を自然な方法で行うために、栄養治療と微量栄養素の分析やアドバイスを行います。
天然ホルモンの遺伝子オーダーメード治療 天然ホルモン補充療法を1年以上受けられる方は、各ホルモンの細胞内での転換の比率を司る多くの酵素のそれぞれの遺伝子発現パターンを確認することをお勧めします。 遺伝子の発現を分析すると、個人の遺伝子に合わせた最適な天然ホルモン補充のプロトコールが確立し、副作用を懸念することなく長期にわたって治療を継続することができます。

 

 

 

 

 

ホルモンの相関図

 
ホルモンは大きく分けると、ステロイド系の性ホルモングループと、そこに属しないアミノ酸系のホルモングループになります。後者はメラトニン、甲状腺、アドレナリン、成長ホルモンなどがあります。 前者はよく知られる女性ホルモンや男性ホルモンが含まれます。まず、この前者のステロイド系グループを紹介したいと思います。原料となるコレステロールから、ステロイド系ホルモンのなかの重鎮の存在のプレグネノロンに転換します。プレグネノロンからどんどん次世代のホルモンを生み出します。プレグネロノンが母となり2世代目の男性ホルモン系、女性ホルモン系、糖質コルチコイド系、アルドステロン系へ枝分かれします。

DHEA(デハイドロエピアンドロステロン)はプレグネノロン由来の2世代目のホルモンです。副腎から分泌され、女性の場合はテストステロンに転換されます。テストステロンは男性ホルモンで、スタミナと代謝と心臓の健康をつかさどります。 ですから、DHEAが十分に存在し、適切に働くと、疲れにくく、健康な骨を備え、適度な筋肉と引き締まった体型を維持し、脂肪がつきにくい体質になります。 (女性が持つテストステロンは、男性のそれの1%にすぎないため、女性がDHEAやテストステロンのせいで即座に男性化することはありません。名称が男性ホルモンだからといって男性にしか存在しないというわけではないといういうことです。)

DHEAの一部は卵胞ホルモンであるエストラジオールに転換されます。エストラジオールとプロジェステロンがバランスを取り合い、プロジェステロンは一部アルドステロンに転換されます。アルドステロンは尿の量を調節するホルモンなので、プロジェステロンは水の代謝に関わります。プロジェステロンはエストロゲンと常にバランスをとりあうことによって女性のサイクルを決定します。表舞台に立ち目立った存在のエストロゲンが「陽」であるなら、プロジェステロンは「陰」の存在です。ホルモンのバランスをとることは天然ホルモン補充療法の一貫したテーマですが、特にエストロゲンとプロジェステロンの関係は対になって動くため、2ホルモン間の陰陽の中庸を意識すること女性の美と健康のために必須となります。

プロジェステロンが少なく、エストロゲンの比率が高いとき、プロジェステロン不足になるので、むくんだり、情緒不安定になったり、高血圧、不眠、エストロゲン依存の疾患である子宮筋腫、卵巣の腫瘍、子宮内膜症、乳腺症などにかかりやすくなります。不妊症の場合も相対的なプロジェステロン不足がしばしば見つかります。更年期症候群の治療の際もエストロゲンの値ばかりに目を向けがちですが、プロジェステロンをサポートすることはさらに重要です。

ステロイド系のホルモンは、バランスを崩したり、転換先のホルモンの比率が間違うと性腺系の病気を起こすことがあります。 ステロイド系のホルモンの世界は必ず調和が取れているべきなので、ホルモンの転換はホルモン療法に不可欠な情報となります。 特定のホルモンがどのように転換するかは、転換を助ける酵素の働きによって決まります。このそれぞれの酵素の能力は遺伝子の違いによって各人異なります。 酵素のはたらきを決める遺伝子を検査して確認すると、ホルモン補充療法のホルモンの量を決定しやすく、かつ、なぜ築堤のホルモンが弱いか強すぎるか、またはホルモン系の病気の原因もわかります。ステロイド系のホルモンをすべて考慮しながら、かつ、松果体ホルモンであるメラトニン、下垂体の成長ホルモンや甲状腺のホルモンもすべて全体図をとらえながら天然ホルモン補充を行います。メラトニン、成長ホルモン、甲状腺はアミノ酸系のホルモンですので、からだのタンパク質の生成やタンパク質摂取の内容に影響を受けます。 ホルモン補充療法は、ホルモンの原料となる栄養はもちろん、栄養の吸収排泄の受け皿となる消化機能、また、ホルモンの機能を直に混乱させてしまう内分泌かく乱物質の解毒機能のサポートも同時に行う、奥の深い治療です。

ホルモンの過不足と機能異常、またホルモン間のアンバランスを微調整、最適化し、患者さまに快適な健康を楽しんでいただけますよう日々努めてまいります。

 

 

点滴治療

点滴治療とは、薬剤を血管に直接注入し全身の隅々の各細胞にまで直接薬剤を届けることができる利点を持つ治療法です。米国では数十年も前から点滴治療が注目され、たとえばがんの患者さんには 高濃度ビタミンCの点滴治療、また、狭心症の患者さんにはキレーションという重金属を排除する治療が行われたり、肝臓病やリウマチの患者さんにはアルファリポ酸の点滴治療によって改善した症例の報告が数多くあります。当院で点滴療法を推奨する理由は、薬剤が血管に直接入り、全身の細胞へ届き、さらにその細胞内のミトコンドリアへ入り、かつ細胞内の遺伝子へも届き、からだの原点である遺伝子情報を修復する確実な近道であるということです。さらに、同じ薬剤を経口で取り込むと同じ効果は決して得られません。血管に流れる前に薬のほとんどが腸で消化され、対外へ排泄されます。点滴療法では標準的な量の薬剤であっても、経口になると胃腸に負担になることもあります。たとえば、点滴のビタミンC療法ですが、通常50グラムや100グラム前後のビタミンCを一度の点滴で投与します。 ビタミンCを内服すると、1グラムだけでも便がゆるくなることが多く、2グラム、3グラムとなれば下痢の副作用が起こりえます。ビタミンCはドラッグストアで手軽に購入できますので、なぜわざわざ点滴なのかと疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれません。点滴療法でいうビタミンCとはその量も、そして遺伝子への影響の点においても効果がまったく異なるものなのです。

以下の11種類の注射は当院で行う治療の一例です。 このほかにも、コンビネーション型の治療や、臓器別の成長因子のオプションのメニューがあります。 患者さまの健康状態に適した方法をご提案したうえで治療プランを決定します。 注射の治療前に、治療内容によっては検査が必要なこともあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

180度フルフラットになるリクライニングチェアーを用意しています。個室になるためプライバシーが保たれます。

(1)高濃度ビタミンC
(2)アルファリポ酸
(3)エル‐カルニチン・PPC代謝サポート注射
(4)高濃度グルタチオン
(5)マイヤーズカクテル
(6)プラセンタ注射
(7)キレーション
(8)疲労回復・リチャージ点滴
(9)自律神経バランス
(10)免疫サポート
(11)オゾン血液クレンジング(詳細は表紙ページからのリンクを参照ください)

高濃度ビタミンC(1)

一般的にビタミンCの美容的作用として、メラニン色素の形成を抑制することによる美白効果が知られています。 ビタミンCはコラーゲンの生成を助けるので、肌の張り、シワやたるみの予防にも効果があります。 その他、免疫力を上げることで風邪、疲労時の体調改善にも効果的です。美容や風邪予防にしかすぎなかったビタミンCが点滴による投与法によって幅広く応用範囲が拡がります。欧米ではビタミンCの酸化の際の過酸化水素発生作用による、 副作用のないガンの代替医療として大変注目されています。 高濃度ビタミンC点滴療法では、1回25g以上のビタミンCを点滴します。通常のビタミンC(飲み薬)600mgの約40倍以上に相当する濃度です。当院では25以上を基準にしておりますが、ビタミンCの10g以上点滴投与は高濃度ビタミンC点滴とされます。本来のビタミンCを単純に大量投与するということではなくなります。点滴による高濃度のビタミンCが血液と反応すると、過酸化水素を血管内で発生しその酸化作用によってがん細胞の成長を抑えたり、抗炎症の反応を刺激活性化します。組織の修復も促し、かつ高い免疫促進作用があるため、アマルガム除去の補完療法として利用する事もあります。また、解毒治療の一貫で高濃度ビタミンC点滴を行うこともあります. 

 

高濃度ビタミンC治療は、免疫システムを改善し、QOLを向上する安全な手段です。

たとえば前述のようにがん治療に有効です。高濃度ビタミンC治療は、化学療法や放射線療法との併用で早期のがん細胞を死滅させます。高濃度ビタミンCはプロオキシダントとして作用し、細胞外で過酸化水素を発生させます。過酸化水素は健康な細胞にはダメージを与えることなく、がん細胞のみ選択的に叩きます。化学療法や放射線療法による副作用を軽減し身体の免疫力を保ち、健康な細胞を保護しながら、化学療法の効果を高めると各国の専門家が実証しています。

がん細胞がビタミンCに遭遇すると、通常の細胞と異なる反応をします。たとえば、ビタミンCの投与で急増する過酸化水素が選択的にがん細胞に酸化ダメージを与えます(これは従来からの化学療法で使われる薬剤と放射線療法とを併用した場合に起こる、がん細胞を殺すための反応と同様です)。通常の健康な細胞はビタミンCに対して酸化が起こりません。がんの化学療法と異なり、ビタミンCはがん細胞を選択的に攻撃することができること、かつ高い安全性を特徴とする治療法です。

当院の高濃度ビタミンC療法は、患者様ごとにカスタマイズし治療計画を立てております。患者様の体調、基礎疾患、病因、現在受けている治療、そして継続的な通院の可否などを総合的に考慮します。

ビタミンC点滴療法の利点は通常のがん治療と同時または単独でも行うことができるということです。重金属の解毒のためのキレーション療法や免疫不全の各種治療においても同様です。

治療は1週間に2−3回の静脈投与で、治療期間は効果の現れ方と基礎疾患により異なり患者様毎にカスタマイズします。効果を確認するためには少なくとも8~⒑週間の継続的な受診をお勧めしています。投与量は少量から始まり、投与後の体調や効果を確認しながら徐々に増やしていきます。

ビタミンC静脈注射の経口投与に対する優位性

体内のビタミンCレベルは腸と腎臓により厳密に調節されており、たとえば18000mgものビタミンCを経口摂取しても、血中のビタミンCレベルは変化せず、0.2Mol/Lを上回ることはありません。

一方、静脈投与の場合、2000mgのビタミンCで血中のビタミンCレベルを70倍に上昇させることができます。

ビタミンC5000mgの静脈投与で、血中のビタミンCレベルがを3mMol/Lに達します。研究調査によると、ほとんどのがん細胞はビタミンC血中濃度0.5mMol/Lから3mMol/Lで死滅します。

ビタミンC静脈投与の安全性

さまざまな医療機関によるビタミンC療法を評価した2010年の研究によると、2008年に米国内で推定75万単位のビタミンCが販売され、推定35万回投与されています。そのうち約9000人の経過を評価したところ、治療直後の倦怠感、穿刺部位の炎症などが報告されましたがいずれも程度の軽いもので数日以内には回復しています。

出典:Padayatty SJ et a. Vitamin C: intravenous use by complementary and alternative medicine practitioners and adverse effects. PLoS One. 2010 Jul 7;5(7):e11414.

グルコース-6-リン酸脱水素酵素欠損症(G6PD)に該当する方は高濃度ビタミンC治療を受けると溶血を起こすリスクがあるため、治療前に酵素活性の検査を行います。また治療開始前に、腎機能に問題がないことを確認します。

点滴の滴下速度が速すぎたりPHが低すぎる場合、静注部分の違和感を感じることがありますが、滴下速度を遅くし、薬剤の調整によって対応します。

また一時的な血糖値の低下を招くことがあるため、治療の前後には十分な水分をとり、空腹を避けていただきます。

高濃度ビタミンCの効能

過酸化水素生成(プロオキシダント)

抗血管新生(がん細胞への血液供給を停止)

免疫システム強化と調整(インターフェロン、インターロイキン等のサイトカイン産生)

疲労回復

出血傾向改善

がん細胞に対する細胞毒性(化学療法のがん細胞に対する作用機序と同様

コラーゲン形成の促進(がん細胞を隔離、解毒機能促進

ヒアルロニダーゼ抑制(がん細胞の拡大を防止)

創傷治癒やオペ後の回復促進。

化学療法、放射線療法の効果

骨髄サポート。血小板、白血球、赤血球の改善含む

抗炎症作用

抗ストレス、情緒安定、抗うつ作用

全身のアンチエイジング

美肌、美白効果

爪、頭髪の質の改善

当院で高濃度ビタミンC治療を取り入れる例:

キレーション治療との併用

化学物質過敏症

がん予防

月経異常・婦人科疾患(子宮内膜症、子宮筋腫、更年期、卵巣のう腫、不妊)

アンチエイジング

イーストシンドローム 

腸漏洩症候群leaky gut syndrome)

線維筋痛症

慢性疲労症候群

自己免疫疾患

 

アルファリポ酸(2)

アルファリポ酸はビタミンC、ビタミンEの約400倍の抗酸化作用を持つ強力な抗酸化物質です。アルファリポ酸はミトコンドリアの代謝の主要物質のため、新陳代謝の促進、 体脂肪の増加の抑制によるダイエット効果、むくみ・冷え性の改善に効果があることが知られています。 その他、硫化水素の構造を含むため、水銀などの有害金属を対外へ排出する「キレート作用」を有します。ミトコンドリアを活性化し、脂肪内に蓄積した有害物質を解毒し、肝機能を改善します。 脂肪代謝の点から見ると、アルファリポ酸は代謝を活性化し、血糖値を安定させ、脂肪を減らす効果をもたらします。アルファリポ酸はダイエットやアンチエイジング、スキンケアに総合的な効果が期待できる成分です。 アルファリポ酸は体内で生産されますが、加齢とともに減少します。ほうれん草やレバーなどの食物から摂取することも可能ですが、 必要な量を摂取することは難しいです。アルファリポ酸インジェクションでは、点滴注射により十分な量のアルファリポ酸を効果的に摂取することが可能です。 米国のberke医師は、アルファリポ酸の点滴治療の権威です。berke医師は、アルファリポ酸がミトコンドリア再生、ミトコンドリア修復、グルタチオン増強・活性化、ミトコンドリア代謝改善、強力な抗酸化作用と、エネルギー代謝の効果があります。慢性疲労と、抗がん作用、また、高齢者の倦怠感、全身の疼痛などにも著しく効果的との報告、研究結果を多くの論文に発表しています。アルファリポ酸は糖代謝を正常にする作用もあり、同時にアルファリポ酸の組織修復作用のために膵臓ベータ細胞というインスリン産生部位を改善するため、薬物療法でコントロールの困難とされていた糖尿病にも高い効果をもたらします。免疫脳の正常化と、コラーゲン組織の修復を行うため、膠原病(コラーゲン組織が自己免疫の異常によって起こる病気)の代表疾患である、間接性リウマチ、SLE,橋本病、バセドウ氏病、自己免疫系の肝臓病に対し、有効です。 重金属過剰の治療の際にキレーション治療と組み合わせることもあります。 

エル‐カルニチン(L-カルニチン)・PPC代謝サポート注射(3)

Lカルニチンは細胞内で脂肪代謝を助ける物質です。 食事などで摂取した脂肪酸をミトコンドリアに運び、そこで燃焼しエネルギーに変えます。脂肪燃焼に不可欠です。 Lカルニチンはリジンとメチオニンという2つのアミノ酸から肝臓や腎臓で合成されます。 Lカルニチンは食物からも摂取できますが、肉を大量に食べないと、脂肪燃焼に役立つほどの量に達しません。Lカルニチンの生成は20代をピークに加齢とともに減少していくことが、年齢とともに太りやすい体質になる原因の1つだと考えられています。 Lカルニチンインジェクションは、カロリーゼロの点滴注射により十分な量のLカルニチンを効率よく摂取し、ダイエットやメタボリックシンドローム対策に素早く対応します。 PPCはフォスファチジルコリンという、細胞膜の脂肪酸と結合している、なめらかな物質です。細胞膜の代謝を促し、動脈硬化や過剰な脂肪、血管壁のプラークを改善します。 

高濃度グルタチオン(4)

グルタチオンの三大効果

1-免疫向上効果。

2-炎症性の慢性疾患を改善。 細胞の酸化を防ぎ、ミトコンドリア機能をサポートする、強力な抗酸化効果。

3-水銀、ヒ素、鉛などの有害金属や有機化合物の解毒効果。

グルタチオンはグリシン、システイン、グルタミン酸の3つのアミノ酸が合体した物質で、肝臓の中に最も多く含まれます。グルタチオンは上記のように解毒や免疫改善という重要な役割を持つので、肝臓病にグルタチオンの注射をするのはこのためです。グルタチオンの構造上、経口投与だと胃腸で分解され、細胞に届くころにはグルタチオンは存在しなくなってしまいます。そのため、グルタチオンの効果を得るためには注射が最適です。とくに、血管内に注射すると、痛みも伴わず、血管から直接全身の組織、全身の細胞へグルタチオンが届くため、効率よく全身の免疫向上や細胞内の解毒効果を得られます。 肝臓以外にも、グルタチオンは、眼の水晶体、皮膚、心臓、脳、免疫細胞、腎臓などからも多く見つかります。全身がグルタチオンに守られているといっても過言ではないでしょう。肝機能が弱い方は、解毒能が低下し、毒が蓄積しやすくなります。たとえば脂肪肝の場合も肝機能が悪くなりますので、グルタチオン量が減り、つまり毒が蓄積しやすい体になります。ほとんどの毒は脂溶性(脂に溶け、脂を好む)なので、脂肪肝の脂肪にはとくに多くの毒が貯まります。それがますます肝臓機能を悪化させるというわけです。肝臓はエネルギーを作る臓器です。グルタチオンは細胞の酸化を防ぎ、細胞の代謝を改善するため、肝臓のエネルギー産生にも大いに役立っています。 グルタチオンの点滴の適応: 脳の病気(記憶力低下、アルツハイマー、うつ病、自閉症、パーキンソン病など) アンチエイジング・老化現象全般(ホルモン異常、慢性の疲労) 免疫不全、免疫異常、膠原病・自己免疫疾患(関節リウマチ、甲状腺炎、クローン病など) 慢性皮膚炎 不妊症 キレーション治療(特殊な薬剤が重金属をつかまえて体外へ排泄する治療)との組み合わせ(相乗効果を得られます。) 

マイヤーズカクテル(5)

マイヤーズカクテルは、各種ビタミン剤、ミネラルなどを点滴によって投与する治療法です。慢性の体調不良におすすめです。ビタミンやミネラルをカプセルやサプリメントとして飲むのと比較して、点滴になると全く効果が異なり、多くの病気の予防や改善を助けます。経口剤だと、まずビタミンやミネラルは胃腸で消化されます。一方点滴だと、全身の静脈に薬剤が行き渡り、直接の細胞再生や修復が可能になります。また、点滴だと、胃腸機能の負担を考慮しなくて良いため、各ビタミンの濃度を高く設定することができます。たとえば、ビタミンCを大量に(たとえば1000mg~2000mg)飲むとお通じがゆるくなります。お通じがゆるくなりすぎて下痢になると、それ以上ビタミンCを摂取しても体内には吸収されず便に排泄されるだけです。けれども、もし点滴のビタミンCでしたら、経口摂取の20倍以上、20gでも40gでも腸に影響せず、全身の細胞で利用されます。ビタミンCは強力な免疫改善能とがん改善効果を持ちますので、高濃度ビタミンC点滴治療として、がんのコントロールにも使われています。 マイヤーズカクテルは、ビタミンC以外に、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB3, ビタミンB5, ビタミンB6, 葉酸、 ハイドロキシコバラミン(B12)などの水溶性ビタミンや、マグネシウム、カルシウムなどを混合してカクテルにして、それぞれが少量ですが、お互いを補完しあい、細胞活性と組織の修復を促します。
マイヤーズカクテルの適応:不妊症 慢性の疲労 繊維筋痛症 膠原病・自己免疫疾患 片頭痛、慢性頭痛 ぜんそく、慢性気管支炎、繰り返す感冒、 心臓の病気、不整脈、動脈硬化、高血圧 運動選手の筋肉、関節、疲労回復、運動選手の運動能力向上 うつ病 神経症 アレルギー体質 アトピー性皮膚炎、湿疹 甲状腺の異常(バセドウ病、橋本病、甲状腺炎など) こむら返り アンチエイジング 

プラセンタ注射(6)

プラセンタとは胎盤のことです。 母親の体内で胎児と母体をつなぎ胎児の成長をサポートする成長因子などの豊富な栄養に満ちた臓器です。胎盤はもともと女性のからだに備わっているものではなく、受精卵が子宮内壁に着床して初めてくつられる臓器であり、役目を終えると出産とともに外へ排出されます。 小さな受精卵はわずか10ヶ月のあいだで重さ3キロもある赤ちゃんへと成長します。この驚異的な生命力を胎盤が司ります。 胎盤の薬効は世界中で古代から注目され、とりわけ滋養強壮や若返りの秘薬としても珍重されてきました。 たとえば、フランスのマリーアントワネットやエジプトのクレオパトラはプラセンタ療法を受け、美と健康を保っていたと伝えられています。 プラセンタには多数の生理活性物質が自然のままの状態で含まれているため、全身の器官の機能低下を改善し、かつ、組織の修復を行う能力があります。 老化に共通する特徴は、全身の組織のダメージや全身の機能低下です。プラセンタの中の様々な細胞増殖因子や抗炎症作用のある活性物質は老化によるからだの変化を細胞のレベルから元に戻します。 プラセンタの注射は全国に広まっており、慢性疲労やストレス疾患などにも効くため、近年ますます人気が高まっています。プラセンタは天然の生物製剤ですので、まだ医学が解明していない未知のパワーを秘めているだろうといわれます。プラセンタ療法の人気が高まるなか、当院では、15年前からいち早くプラセンタの可能性に着眼し、アンチエイジングや美容治療に取り入れました。現在までもプラセンタ療法の経験が全国で最も多い医療機関です。豊富な経験を活かし、プラセンタ療法について治療家や専門家などへしばしば講演やレクチャーを行うことがあります。 わたくしちはプラセンタ療法について現在知っている限りの知識すべてを喜んでみなさまと共有したいと思っています。治療や効能、メカニズムなど疑問点はお気軽に直接ご相談ください。 プラセンタ療法の効能例 内科:肝機能障害、肝炎、肝硬変、胃炎、潰瘍、慢性腎不全、アレルギー、喘息、花粉症、慢性気管支炎、慢性疲労、便秘、下痢、自律神経失調症、めまい、頭痛、片頭痛、リウマチ、高血圧、低血圧 婦人科:不妊症、更年期、月経不順、月経痛、高プロラクチン血症、冷え性、不眠、月経前の体調不良、ホルモンのアンバランス、卵巣機能の向上、高プロラクチン血症 皮膚科:アトピー、にきび、湿疹、じんましん、乾癬、しみ、そばかす、発毛促進、創傷治癒促進、皮膚の若返り 整形外科:関節痛、腰痛、五十肩、肩こり、関節炎、骨粗鬆症 心療内科:うつ病、不安症、不眠症、気分の変調、自律神経失調症 

(7)キレーション

キレーションとは、過剰に体内に蓄積してしまった有害な重金属を体外へ排出する治療のことです。 EDTA(点滴),  DMPS(経口), DMSA(経口)を主に使用します。アルファリポ酸、グルタチオン、ゼオライト、Nアセチルシステインなどの薬剤を、組み合わせることもあります。

キレーションという言葉はギリシア語で蟹などのはさみを意味します。この言葉は、薬剤で金属を固着させるキレーション剤の原理からきたものです。キレーション剤は蟹の両手のはさみが金属をはさみ、包み込むようにして金属イオンを固着し、固着された金属はその後腸、肝臓、腎臓、リンパ系を通過し体外に排出されます。キレーション療法は従来から鉛中毒の解毒に使われてきましたが、他の様々な病気についても体内の有害な金属を解毒することで改善効果が期待できます。 

有害な金属の例

鉛、ヒ素、カドミウム、水銀、ニッケル、アルミニウム、タリウム、スズ、セシウムなど

当院のキレーション治療は主に心臓血管障害、免疫異常、および重金属毒性の患者様を対象に行います。キレーション治療はEDTA(エチレンジアミン四酢酸)とその他の栄養素を1-2時間かけて点滴する方法と、DMPSの薬剤の静脈注射による方法があります。

症状や重金属毒性の種類や濃度患者様の体質に合わせ、DMSAの内服や解毒能を促進する治療を上記のキレーション治療に組み合わせる治療法になることもあります。

EDTAをはじめとする点滴治療は、あくまでも重金属の蓄積量や基礎疾患次第ですが、 最初の20-30週間毎週1回、その後3ヶ月間ほどは2週間に1回、そして最終的には1-2ヶ月に1回の点滴を行うことが多いです。 

キレーションは数多くの病気に対して使われてきましたが、その有効性に関してはさまざまな議論がなされています。当クリニックでキレーション治療を行う理由は、慢性疾患の原因治療の一貫として必要なことがあるからです。例えば、狭心症(心臓への血行障害により起こる胸痛)の患者様は、痛みの頻度、強度が軽減し、血圧が安定したり、高脂血症が改善しやすくなります。重金属が体内から排除されるにつれ、ホルモンの機能や神経伝達物質のバランス改善、ミトコンドリアの機能改善、細胞膜の修復、腸内免疫の改善も起こります。そのため、片頭痛、線維筋痛症、リウマチ、月経困難症など改善しやすくなります。治療回数を重ねるにつれ患者様ご自身で治療効果を体感しやすいです。

キレーション治療は欧米諸国では40年以上の歴史があります。重金属が体外に排出されやすい形となり、身体の結合組織中に存在しなくなると様々な効果が現れます。 たとえば2013年では医学ジャーナルのなかでも権威的なJAMA誌にキレーション治療の効能についての研究結果が発表されました。この研究は心筋梗塞の病歴のある患者1700名を対象として実施され、キレーション治療が糖尿病と心血管障害の予防と治癒効果が認められるという結論でした。

身体中に蓄積された重金属は様々な疾患の原因となり、特にがんなど身体に不調がある場合には自己治癒力を低下させてしまいます。キレーション療法を行うと、カルシウム、脂肪、フィブリン(非水溶性のタンパク質分子)、その他のタンパク質や血小板要素と結合した重金属イオンはEDTAに固着します。固着後の物質は血流により腎臓に送りこまれ、その後体外に排出されます。

EDTAキレーション療法で無機・毒性物質と金属イオンを除去することで、身体をフリーラジカルから守るため、細胞膜、ミトコンドリア、 およびDNAの損傷を減らすことができます。

さらには、筋肉、腱の組織中のカルシウム病的沈着物が減少する異所性石灰化の改善効果によって、関節痛、筋肉痛、狭心痛などの痛みの緩和や運動機能の改善も期待できます。

キレーション療法は以下のように全身の様々な病状を改善することができます。補助的療法としての利用も可能です。

老化に伴う体調不良や疾患予防のため、またアンチエイジング対策の一貫として、慢性疾患の原因に重金属毒性が関与するケースの治療の一貫として、キレーション治療が効果的です。体質・基礎疾患・現症状により使用するキレーション剤は異なるため、医師の診察のもと治療プランを決定します。

 

 
キレーション治療の効能
 心臓病、狭心症、循環器疾患、高血圧、動脈硬化、高脂血症、不整脈、心筋梗塞、心臓発作予防

 末梢血管障害

 膠原病、自己免疫疾患(リウマチ、エリテマトーデス、皮膚筋炎、バセドウ病、橋本病、クローン病など)

 変形性関節炎、関節痛、異所性石灰化

 慢性の頭痛、片頭痛

 線維筋痛症、慢性疲労症候群

 腎機能障害

 骨粗鬆症

 がん予防

 ホルモンの機能不全;副腎機能不全、卵巣機能不全 など

 月経困難症、子宮内膜症

 不妊症

 PCOS(多のう胞性卵巣症候群)

 化学物質過敏症、アレルギー体質

 パーキンソン病、認知症、アルツハイマー、うつ症状、不眠

 肥満症、メタボリック症候群、糖尿病

 アトピー性皮膚炎、湿疹、慢性じんましん、乾癬

 

(8)疲労回復・リチャージ点滴

いわゆる「にんにく注射」をアップグレードし疲労回復の効能を高めた点滴治療です。筋、腱、関節組織の疲労を回復したいアスリートやダンサーに。また、疲れやすい、疲れがとれにくい、慢性疲労、慢性不眠の方にもおすすめです。ビタミンB群を血液に直接注射する治療です。ビタミンB群はいずれもミトコンドリアの代謝の各経路の主な補酵素です。ビタミンB群が直接ミトコンドリアへ届きエネルギー産生を促すので、細胞の疲労回復に抜群の効果をもたらします。当院は一般のビタミンB群を注射することもありますが、とくに限られた時間内に高い効果を必要とする患者様には、活性型のビタミンB剤を選択し注射します。例:葉酸の場合はロイコボリン ® (ロイコボリンは活性型の葉酸)で代用。 

(9)自律神経バランス

名前のとおり、自律神経のバランスを整える注射の治療です。 自律神経のアンバランスや自律神経失調症は、からだにストレスとして負担をかけます。自律神経のバランスが崩れる事が続くと慢性化し、もともと「自律的に」働くはずの神経システムが作動しなくなります。体の抵抗力が落ち、ストレスホルモンが刺激され、からだのあちこちで炎症反応が起こります。そのため、自律神経のアンバランスは、こころの病気や全身の病気に発展することがあります。たとえば心筋梗塞、高血圧、胃潰瘍、またはうつ病などは自律神経の失調によって発症することがあります。自律神経が弱っている人は、すでに胃腸の機能も弱っていることが多いので、内服薬を飲むよりも、胃腸を回避した、注射の投与法が理にかないます。自律神経バランシングのための注射の方法は、点滴、筋肉注射、経穴注射の3種類あり、注射のプロトコールは、体質や状態によってひとりひとり異なります。

(10)免疫サポート

この点滴の治療を’immune drip’と呼ぶこともあります。文字通り、弱った抵抗力を高め、炎症の元を抑え、かつエネルギー産生を促します。  がん、免疫低下、免疫不全、リウマチ、乾癬、1型糖尿病、エリテマトーデス, 皮膚筋炎、橋本病などの甲状腺の病気、クローン病、潰瘍性大腸炎、慢性疲労症候群、線維筋痛症など、免疫異常や免疫能が弱くなった病気の回復を助けます。過度な疲労の回復をも助けます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自由診療の料金例

機能治療、慢性の体調不良、慢性疲労、線維筋痛症、化学物質過敏症、原因不明の慢性疾患の初診料:全身機能の各分野の診察、カウンセリングと治療方針が決まるまでが初診に含まれます。

 

*稀ではありますが、言語障害、認知機能、情緒の問題、もしくは体調不良の経過の長さ、症状の複雑な程度によっては治療方針を決定するまでの診断・分析のため追加料金がかかることがあります。

20000*
天然ホルモン補充療法の初診料(単臓器のホルモンの相談、または転院や人工ホルモンからの切り替えによるホルモン補充療法の場合) 10000
再診 3000~
セカンドオピニオン 20000〜

産婦人科の料金例

妊娠:診察と内診 初診 8000
妊娠:診察と内診 再診 5000
妊娠尿検査 3000
不妊症相談(初診) 10000
排卵チェック 5000
緊急避妊  診察と薬代 10000
生理日移動 診察と薬代 5000
ピル1か月分 2500
セカンドオピニオン 10000~20000

予約変更・キャンセルポリシー

当院の自費診療は完全予約制です。

患者様のご都合により急な予約変更やキャンセルをされた場合、キャンセル料金を請求させていただきますので、ご了承ください。
3日前までのキャンセルまたは変更 : 診察料の50%

施術がある場合は施術料の50%

前日までのキャンセルまたは変更 : 診察料の全額

施術がある場合は施術料の全額

当日キャンセルまたは連絡無しのキャンセル : 診察料および施術料の全額
ご連絡は診療時間内にお電話で承ります。

 

※当院の自費診療(機能治療)は、専門的な技術と知識を要するものです。患者様一人一人のために最良の診察が行えるよう、毎回の予約時間に合わせて事前に医師が治療計画を決定し体質データの分析を行い、スタッフの配置を含め充分な時間をかけ準備しております。

初診のご予約については、ご予約枠の時間を完全にブロックし、他の患者様の診療を入れることがありません。

上記の事情のため、ご予約された時間枠について初診および再診いずれにおいてもキャンセル料金を設けております旨をどうぞご了承お願いいたします。

予約時間のご確認

ご予約に関して、予約時間より大幅に遅れて来院されたり当日時間変更をされた場合などは、診察内容のご変更や時間短縮となる場合もございます。

 

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