オゾン血液クレンジング療法

オゾンを健康のために活用する効果的な方法のひとつが血液クレンジングです。 血液とオゾンの混合によって生成される過酸化水素と過酸化脂質代謝物が全身の組織を刺激しドミノ倒し式に連鎖反応を起こします。さまざまなメディエーターや代謝産物が放出されからだに有益に作用します。

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オゾン療法は体内の酸素化を高め酸素供給不足による疾病の改善策となります。また、連鎖反応の結果放出される代謝産物が化学的に調合した薬品をはるかに上回る強力な生理的作用で全身の各機能を改善し向上させます。
オゾン療法は組織への血流を増やし、酸素供給を増やし、免疫能を改善し、細胞の修復やエネルギー代謝効率を向上させるためです。


血液クレンジングは日本ではあまり知名度が高くありませんが、イギリス、ドイツ、スイス、イタリア、スペイン、オーストリア、ロシア、米国などの欧米諸国では既に確立した治療法です。欧米では専門の病院が存在し、スタンダードな治療法として安全に施行されています。
アンチエイジング、動脈硬化、糖尿病、リウマチなどに適応され、がん治療にも応用されています。

オゾン療法の効果

オゾン療法の健康改善のための高い有益性と安全性が多くの研究によって明らかにされています。 
 

<オゾン療法の作用>

1.体内の酸素化
2.血液循環改善
3.免疫能の向上 
4.ミトコンドリア機能改善
5.解毒のサポート
6.感染症改善
7.アンチエイジング

1.体内の酸素化

オゾンガスを静脈から採血した血液に暴露するとどす黒かった静脈血が、みるみる赤く鮮やかな紅色になります。赤くなるのは酸素がヘモグロビンと結合するためです。(オゾンガスの95%以上は酸素です)
オゾンが血液と混ざり反応することによって発生するROSやLOPなどの物質がカスケード的に連鎖反応を起こします。
オゾン治療による体内の酸素化は、2,3-DPGを介します。オゾンとの接触で、赤血球膜のリン脂質が離脱し、そこからオゾンがROOR=ペルオキシドという形で赤血球内に流入します。このペルオキシドは、グルタチオンペルオキシダーゼで分解されます。そのときにグルタチオンは還元型から酸化型になり、G6PDによって、2,3-DPGが上がっていきます。
白血球がオゾン接触すると、インターフェロン-γやサイトカイン系活性化されます。
血小板がオゾンと接触すると、オータコイドと成長因子の放出が起こり、血液がさらさらになる抗血小板凝集効果をもたらすメディエーターの反応が続きます。

後期反応の過酸化脂質代謝物は、血管内皮細胞でNO放出を増やします。
骨髄に対しては、もともと2,3-DPGの活性が高いスーパー赤血球を生産させるということがいわれています。血液クレンジングを繰り返し行うことで、酸素運搬能の高い赤血球がどんどん増えてます。

2.血流改善

オゾンは体内の酸素化により血流を促進することで体全体の循環を改善します。オゾンによって酸素を含んだヘモグロビンがより多く毛細血管まで届くようになるため、細胞はより多くの酸素を受け取ることができます。慢性的炎症の多くが血流と酸素供給の不全の結果として起こると、多くの研究で指摘されています。オゾン療法は慢性炎症性疾患や加齢に伴う慢性の症状を予防・改善します。
この作用を応用し、治療効果を得られる例にアトピー性湿疹、黄斑変性症、糖尿病や不妊症が挙げられます。

オゾン治療を末梢動脈循環障害患者に施行後、末梢血流の有為な改善効果が研究によって確認されています。末梢動脈循環障害患者にオゾン療法を行うと血中の2,3-DPG濃度が明らかに上がります。すると赤血球の酸素乖離曲線が右方移動し、末梢で酸素を離しやすくなったからです。

また、ヨーロッパで行われた研究では、高齢者対象にオゾンガスを直腸注入した後の代謝活性化の効果を示しました。
直腸注入はヨーロッパでよく用いられている方法で、血液オゾン療法の場合の3~4倍のオゾンを入れます。オゾンを増やしていくと2,3-DPGが上昇し、2,3-DPGが上がると末梢の血流が改善します。

3.免疫能改善

健康な身体の免疫システムは、主な免疫系の腸内免疫をはじめ、バランスがとれた状態にあります。しかし、自己免疫疾患があると、免疫システムは感染源や外的環境からの異物に対して過剰に反応し、自己の組織をも誤って叩くことがあります。オゾンは慢性的感染症などで機能不全となりがちな免疫システムを強化すると同時に、自己免疫疾患のような誤作動をする免疫システムのバランスを取り戻します。

がん、エイズや慢性的な感染症で免疫システムが十分に機能していない場合は、オゾン療法は免疫システムの働きを刺激し、回復を促進します。

オゾンで免疫システムの鎮静化や活性化といった調整ができるのは、オゾン独特の白血球皮膜への働きによるものです。シトキンという免疫関連の伝達役を果たす分子を白血球が生産するよう、オゾンは働きかけることができるのです。
また、オゾン治療により、腸内免疫を司る腸管の免疫細胞の活性化効果も同時に得られるため免疫能改善が促進されます。

4.ミトコンドリア機能改善

オゾン療法は細胞膜修復、エネルギー代謝向上、ミトコンドリアの機能改善に高い効果を発揮します。糖尿病、心血管疾患、アトピー性湿疹、認知症、がんなど、多くの変性疾患の発生過程でミトコンドリアの機能不全が見られます。オゾン療法は2DPGを刺激することで酸素の吸収を促進します。DPGは細胞への酸素供給のため、ヘモグロビン分子からの酸素の放出を促進します。最適量の酸素がミトコンドリアへ供給され、ミトコンドリア内の代謝経路が効率よく作動し、ATP産生が増え、ミトコンドリアの膜が修復され、抗酸化作用が高まるため酸化ストレスを軽減し、病気の予防・抑止効果が期待できます。

5.解毒作用

オゾンは毒素を酸化(中性化)し、肝臓と腎臓による解毒のプロセスを促進します。オゾン血液クレンジング療法が慢性肝炎や腎機能障害の治療効果を示すエビデンスがあります。

6.感染症改善

ウイルス、細菌、真菌(カンジダ、白癬)を死滅させることで感染症を抑制する。ライム病、エボラ出血熱、ヒトパピローマウイルス(尖圭コンジローマ)などの難治性の慢性感染の治療に応用された例があります。
オゾン療法は酸素のない環境で育つ嫌気性の病原体を退治し、細胞が修復するのに必要な分の余剰酸素を供給します。

7.アンチエジング効果

ミトコンドリア機能改善、酸化ストレス軽減、解毒能改善、慢性感染症改善、免疫能向上、血液循環の改善、成長因子の放出による全身のアンチエイジング効果があります。

●美肌
●筋肉量増加、 脂肪燃焼促進、 基礎代謝率向上による疲労回復・スタミナ増強
●視力向上
●睡眠の質向上
●関節の構造と機能の改善、関節炎、関節痛の改善
●運動能力改善
●もの忘れ改善
●学習力改善
●骨の健康
●体質改善(アレルギー、過敏症、虚弱など)
●インスリン感受性改善(血糖コントロール)
●ホルモンバランスの改善
●不妊症

オゾン血液クレンジング療法のながれ

オゾン療法の効果的な方法のひとつが自己血輸血です。滅菌の閉鎖空間の環境下で、オゾン耐性のガラス瓶に50-100mlの血液を採取します。 この瓶内に最適量のオゾンを注入し血液とオゾンを徐々に混合し、赤血球、白血球、血小板にオゾンを取り込ませます。その後、オゾン化されカスケード反応を起こした血液を身体に点滴によって戻します。Ⅰセッションの治療は約30分かかります。

オゾン療法直後の高濃度ビタミンC点滴やアルファリポ酸の点滴の組み合わせはミトコンドリアの活性化、ATP産生増加の相乗効果が得られます。

オゾンとは

オゾンは地表から10-15kmの成層圏を構成する主要なガスです。地表から20-30kmで空気中のオゾン濃度は最大となり、10ppmに達します。オゾン層は太陽からの強力な紫外線を吸収し、地球上の生態系を紫外線から守ります。

オゾンの濃度は、窒素酸化物と有機化合物を原因とする光化学スモッグなどの環境汚染の指標として利用されています。

酸素について

酸素は私たちの生命の基礎であり、酸素なしでは生命は存在できません。そのため、酸素の代謝の異常が起こると、さまざまな病気が発生、進行することがあります。酸素消費は全身の組織に影響するため、酸素消費の不調の結果として慢性的な病気となることもあります。例えば糖尿病では、赤血球が酸素を細胞に運搬できなくなります。この循環の問題と神経障害が原因となって、糖尿病の症状は発現します。

酸素供給が不足すると白血球の機能にも重大な問題を引き起こします。白血球には有機化合物や病原体を取り除く働きがあります。たとえば、細菌、ウイルス、がん細胞、毒素、寄生虫、真菌(かび)などは白血球が退治します。白血球は免疫システムの中で多様な機能を果たしており、病原体に対する抗原産生や、機能不全となった細胞やがん細胞のコントロールも担います。そのため、白血球を構成する好中性顆粒球、マクロファージや樹枝状細胞は食細胞とも呼ばれています。酸素の不足により白血球の働きが弱くなり、毒素を処理できず、フリーラジカル過多となった結果、細胞は酸化ストレスの状態に陥ります。すると、ミトコンドリアのエネルギー代謝を非効率にし、最終的にミトコンドリアの機能不全、そして細胞死となります。

全身の細胞に最適な量の酸素を効率的に届けることは健康を追求する上で欠かせない要素なのです。


 

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