5月の紫外線☀️まだはもう

☀️ジリジリジリ…紫外線の生みの親、太陽は昨日は雨雲に隠れてくれていました…

が!

本日まもなく、
あなたのぷるぷるの肌を容赦なく焼きに戻ってくるでしょう!

そして…
あなたの視力、若さ、美貌を奪います!

紫外線とはUltraVioletの略である、UVです。

まず、虹の話から。もし雨上がりの虹を見たことがなければ、レインボーブリッジのライトアップされた色を思い出してくださいね。万国共通、いつの時代も虹は紫―青―水色―緑―黄―橙―赤のお決まりの順になっています。写真は光の波長のスペクトラムで、左から右に行くほど波長が長くなります。両端の紫と赤以外の、青からオレンジまでの色で表される波長は目に見える光で、可視光線(visibleと書いてある部分)です。可視光線の外側の紫なので波長が短い側を紫外線といいます。紫外線AとBは、地上に届き、私たちのからだにももちろん届きます。

紫外線AとBは波長の長さの違いです。長い波長のA波は皮膚でいうと、よりコラーゲン豊富な肌の深部、真皮に届きます。短い波長のB波は皮膚の浅い部分表皮に届き、日焼け直後肌が赤くなる原因です。細胞レベルでは、炎症、細胞変性、遺伝子変異が起こっています。皮膚の細胞、その遺伝子の修復が間に合わず、皮膚の構造が崩れ不均一になり、不均一な中にメラニン色素の代謝が遅れをとる場所ができたり、メラノサイトが刺激され、皮膚の弾力を保つエラスチンが減り、ヒアルロン酸が減って水分保持力が落ちて、コラーゲンの構造がゆるみ、毛穴が開き、しみ、しわができます。紫外線を浴びた結果、深いシワ、水分がなく、弾力を失い、しみ、イボ、たるみができた状態は光老化と呼ばれます。遺伝子の修復にエラーが起こり重症例になると、黒色腫、メラノーマという皮膚がんになります。

つまり、紫外線は、人間が直接浴びると危険なのです。細胞も遺伝子も壊れ、百害あって一利なし、です。

紫外線対策のオススメは物理的な遮断です。例えば帽子、サングラス、日傘、炎天下して無防備長時間過ごさない。そしてUVクリームが続きます。
市販のUVクリームや化粧品はSPF値とPAがラベルに書いてあります。SPFの事は紫外線B波への防御レベルを表します。PAは紫外線A波に対する防御反応を+の数で示しています。+が最低3つ、5つあるとなお良いでしょう。では流行りの飲む日焼け止めの効果はいかに?かくいう私はヘリオケアーという飲む日焼け止めのリピーターですが、効果はメーカーの説明ではわかりにくいところもあるので、ヘリオケアーに頼りきってはいません。 ヘリオケアーは、皮膚がんになりにくい、日焼け後赤くなりにくいとうたっていますので、紫外線B波には一定の効果があるだろうと思います。でも、毎日飲めば皮膚ガンリスクを何%減らせるか、とか、何年後の将来までシミにならない正しい投与量など、具体的な情報はありませんし、個人の消化管からの吸収力や内臓での薬物代謝の違いもあります。

だから、UV王道は物理的遮断!

⭕️UVクリーム!
→PAチェック!
⭕️つばの広い帽子!
⭕️サングラスUV対応!
⭕️コンタクトならUV対応!
⭕️黒い長手袋!
⭕️黒い日傘!

紫外線は3月から増え始め、4月の肌寒い日はさらに増え、5月は言わずもがな、紫外線は全方位から容赦なく攻めてきます。紫外線Bは肌表面を焦がし、即効肌荒れを起こす。そして肌の深部を静かに痛めつける紫外線A。室内にいてもガラスをすり抜け肌構造を破壊する紫外線A!今も将来もいつまでも、わたしたちは目に見えない光に翻弄されてしまうわけなのです。

まだ5月。いえ、もう5月。

シミ、シワの刻まれた顔、早期老化肌、赤茶けたパサパサなクシが通らない髪、熱中症、光化学スモッグ、白内障、視力低下、黄斑変性症、それは紫外線との付き合い方次第です。

明日から紫外線を避けませんか。

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